必見!アスベストの物性表を徹底解説|絶縁性・耐薬品性・耐久性・構造式・成分まで

アスベスト

「アスベスト」の優れた物性について、その詳細を知りたいと思いませんか? 本記事では、アスベストの物性表を種類別に網羅的に解説し、絶縁性・耐薬品性・耐久性などの特性を具体的な数値と用途例を交えて分かりやすく紹介します。

さらに、アスベストの構造式や成分、危険性についても詳しく解説することで、アスベストの全体像を深く理解することができます。建物の解体やリフォームなどを検討中の方にも役立つ情報が満載です。

アスベストとは

アスベストは、天然に存在する繊維状ケイ酸塩鉱物の総称です。その繊維は極めて細く、肉眼では見えません。耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性など、多くの優れた特性を持つため、建材を中心に様々な用途に使用されてきました。

アスベストの種類

アスベストは、その鉱物学的特徴から大きく2つのグループに分類されます。

蛇紋石系

蛇紋石系アスベストは、クリソタイル(白石綿)と呼ばれる一種のみが含まれます。
クリソタイルは、世界で最も多く産出され、使用されてきたアスベストです。繊維は柔らかく、曲げやすく、紡績性に優れているため、建材、断熱材、ブレーキライニングなど、幅広い用途に使用されてきました。

角閃石系

角閃石系アスベストには、クロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライトの5種類があります。
これらのアスベストは、クリソタイルに比べて繊維が硬く、直線的な形状をしています。耐熱性、耐薬品性に優れているため、断熱材、耐火材、パッキンなどに使用されてきました。

アスベストの物性と用途

アスベストは、その優れた物性から、様々な用途に利用されてきました。主な用途と、その物性との関連性を以下に示します。

用途関連する物性具体的な例
建材耐久性耐火性断熱性遮音性スレート屋根外壁材天井材床材
断熱材耐熱性断熱性ボイラー配管断熱材
摩擦材耐熱性摩擦抵抗ブレーキライニングクラッチ
その他耐薬品性電気絶縁性パッキンガスケット電気絶縁材

これらの用途は、アスベストの優れた特性を活かしたものですが、同時に、アスベストの危険性を示すものでもあります。
アスベストは、その繊維が肺に吸入されると、中皮腫や肺がんなどの深刻な健康被害を引き起こすことが知られています。そのため、現在では、アスベストの使用は厳しく規制されています。

アスベストの健康被害については、さらに詳しく知りたい方は、環境再生保全機構のウェブサイトをご覧ください。

アスベストの物性表

アスベストは、その種類によって異なる物性を持ちます。ここでは、代表的なアスベストの種類であるクリソタイル、クロシドライト、アモサイトの物性値を一覧表にまとめました。

アスベストの種類と物性値一覧

項目クリソタイルクロシドライトアモサイト
化学組成Mg3Si2O5(OH)4Na2Fe2+3Fe3+2Si8O22(OH)2(Mg,Fe2+)7Si8O22(OH)2
形状繊維状(巻縮状)繊維状(直線状)繊維状(直線状)
比重2.4~2.63.2~3.63.1~3.4
モース硬度2.5~44~55~6
引張強度約3000MPa約1900~3500MPa約1600~2500MPa
耐熱温度約500℃約400℃約450℃
電気絶縁性高い高い高い
耐薬品性アルカリに弱い酸に弱い酸に弱い

出典:環境省 アスベストの物性

物性表の見方

物性表を見るときは、それぞれの項目が何を表しているかを理解することが重要です。例えば、「比重」は物質の重さを表す指標であり、数値が大きいほど重いことを示します。
また、「引張強度」は材料が引っ張られる力に対してどれだけ耐えられるかを示す指標であり、数値が大きいほど強いことを示します。

これらの物性値は、アスベストの用途を検討する上で重要な指標となります。例えば、高い耐熱性を活かして、断熱材や防火材などに利用されていました。また、高い引張強度を活かして、スレート材や建物の外壁材などに利用されていました。しかし、アスベストは人体に悪影響を及ぼすことが明らかになったため、現在ではその使用は原則として禁止されています。

アスベストの絶縁性

アスベストは、その繊維構造から非常に高い絶縁性を持ちます。ここでは、アスベストが高い絶縁性を示す理由とその絶縁性を活かした用途例について解説します。

高い絶縁性を持つ理由

アスベストの絶縁性の高さは、主に以下の3つの要素が複合的に作用しているためです。

  • 繊維構造:アスベストは極めて細い繊維状の結晶構造を持つため、空気層を多く含むことができます。空気は熱伝導率が低いため、アスベストは断熱材として優れた性能を発揮します。
  • 結晶構造:アスベストの結晶構造は、電気を通しにくい性質を持っています。そのため、電気を通しにくい絶縁材料としても優れた特性を示します。
  • 化学的安定性:アスベストは化学的に安定しているため、長期間にわたって絶縁性能を維持することができます。高温や腐食性物質にさらされる環境下でも、その性能は劣化しにくいです。

これらの要素により、アスベストは建物の断熱材や電気設備の絶縁材として広く利用されてきました。しかし、その一方で、アスベストは人体に有害な物質であることが判明し、現在ではその使用は厳しく制限されています。

絶縁性を活かした用途例

アスベストは、かつてその優れた絶縁性を活かして、以下のような様々な用途に用いられていました。しかし、前述の通り、現在ではアスベストの危険性が広く知られるようになったため、これらの用途のほとんどは、アスベストを含まない代替材料へと置き換えられています。

用途具体的な例
建材断熱材:屋根材、壁材、天井材などに使用され、住宅やビルの断熱性能を高めていました。特に、熱伝導率が低いクリソタイル(白石綿)が多く用いられました。 環境省 石綿に関する基礎知識 耐火材:アスベストの不燃性を活かし、火災時の延焼を防ぐための建材として、壁や天井、防火扉などに使用されていました。
電気設備絶縁材:電線やケーブルの被覆材、電気機器の絶縁部品などに使用され、感電やショートを防ぐ役割を担っていました。高い絶縁耐圧が求められる用途では、クロシドライト(青石綿)が使用されることもありました。
その他ブレーキライニング:自動車や電車のブレーキパッドにアスベスト繊維を混ぜることで、摩擦熱に強く、耐久性を高める効果がありました。 パッキン材:ガスケットやパッキンなどのシール材にアスベストを使用することで、気密性や耐熱性を向上させていました。

これらの用途からわかるように、アスベストはかつて私たちの生活の様々な場面で使用されてきました。しかし、その危険性ゆえに、現在ではその使用は厳しく制限されています。アスベストの危険性を正しく理解し、適切な対策を講じることが重要です。

アスベストの耐薬品性

アスベストは、その化学構造から、多くの酸やアルカリ、有機溶剤に対して優れた耐性を示します。 そのため、過酷な化学環境で使用される建材や工業製品に広く利用されてきました。しかし、アスベストの健康被害が明らかになった現在では、その使用は厳しく制限されています。

酸・アルカリに対する耐性

アスベストは、強酸や強アルカリに対して高い耐性を持っています。例えば、硫酸や塩酸などの強酸に対しては、ほとんど溶解しません。また、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどの強アルカリに対しても、高い安定性を示します。ただし、フッ化水素酸のような一部の酸には侵されます。

酸・アルカリ化学式耐性
硫酸H2SO4
塩酸HCl
硝酸HNO3
フッ化水素酸HF×
水酸化ナトリウムNaOH
水酸化カリウムKOH

(◎:強い、○:中程度、×:弱い)

出典:環境省 アスベストの物性

有機溶剤に対する耐性

アスベストは、多くの有機溶剤に対しても優れた耐性を示します。ガソリン、ベンゼン、トルエンなどの一般的な有機溶剤にはほとんど影響を受けません。このため、アスベストは、過去には、化学工場やガソリンスタンドなどで、有機溶剤に接触する場所で使用されることがありました。

有機溶剤への耐性を示す例

  • ガソリン貯蔵タンクの断熱材
  • 化学プラントの配管パッキン

耐薬品性を活かした用途例

アスベストの耐薬品性を活かして、かつては以下のような用途で利用されていました。しかし、前述の通り、現在ではアスベストの使用は厳しく制限されており、代替材料が使用されています。

  • 化学工場の配管、タンク、バルブのシール材
  • 酸やアルカリを扱う実験室の設備や器具
  • 電池の隔離板

これらの用途では、アスベストの代わりに、フッ素樹脂やセラミックスなどの耐薬品性に優れた材料が使用されるようになっています。

アスベストの耐久性

アスベストは、その優れた耐久性から、かつては「奇跡の鉱物」と称され、建築資材をはじめ、さまざまな工業製品に利用されていました。ここでは、アスベストの耐久性を構成する要素である耐熱性・耐火性、機械的強度、化学的安定性について詳しく解説し、それぞれの特性を活かした用途例を紹介します。

耐熱性・耐火性

アスベストは、その繊維構造と化学組成から、非常に高い耐熱性と耐火性を持ちます。

  • 耐熱性:アスベストは、種類によって異なりますが、500℃~800℃の高温にまで耐えることができます。これは、アスベスト繊維を構成するケイ酸塩化合物が、非常に強い結合力を持つためです。この高い耐熱性により、アスベストは、高温環境で使用される断熱材や防火材として、非常に優れた性能を発揮しました。例えば、建物の断熱材、ボイラーや配管の保温材、防火扉や防火カーテンなどに広く使用されていました。
  • 耐火性:アスベストは、酸素と結合しにくいため、容易に燃焼しません。この性質を不燃性と呼びます。この不燃性により、アスベストは、火災発生時の延焼防止や人命保護に貢献する材料として、重宝されました。例えば、劇場の舞台幕や防火服、消防用手袋などに使用されていました。

アスベストの種類と耐熱温度

アスベストは、その種類によって耐熱温度が異なります。代表的なアスベストの種類と、それぞれの耐熱温度を以下の表に示します。

アスベストの種類耐熱温度(℃)
クリソタイル500 – 600
アモサイト600 – 700
クロシドライト800 – 1000

出典:環境省 アスベストの物性

上記のように、クロシドライトは最も耐熱温度が高いアスベストです。そのため、特に高温環境で使用される断熱材や防火材として利用されていました。一方、クリソタイルは耐熱温度が低いものの、柔軟性が高いため、織物や板材など、様々な形状に加工することができました。

機械的強度

アスベスト繊維は、非常に高い引張強度と引っ張り弾性率を持っています。これは、アスベスト繊維が、極めて微細な繊維状結晶の集合体であるためです。微細な繊維が複雑に絡み合い、強い結合力で結びついているため、高い機械的強度を発揮します。アスベストのこの特性は、以下の用途で特に活かされました。

  • 建材分野:アスベストのスレート板や波板は、その高い機械的強度から、屋根材や外壁材として、長期間にわたり建物を風雨から守る役割を果たしました。また、アスベストセメント管は、水道管や下水道管として、地中埋設という過酷な環境下でも、高い耐久性を発揮しました。
  • 摩擦材分野:アスベストは、高い摩擦係数と耐摩耗性を持ち合わせています。この特性を活かして、自動車のブレーキパッドやクラッチフェーシングなどに使用され、安全な走行に貢献しました。しかし、アスベストの粉塵発生による健康被害が懸念されるようになり、現在では、アスベストを含まないノンアスベスト有機繊維(NAO)などが代替材料として使用されています。

アスベストの種類と引張強度

アスベストの種類によって、引張強度も異なります。代表的なアスベストの種類と、それぞれの引張強度を以下の表に示します。

アスベストの種類引張強度 (GPa)
クリソタイル3
アモサイト1.6 – 3
クロシドライト2 – 3

出典:環境省 アスベストの物性

上記のように、クリソタイルは他のアスベストと比べて、突出して高い引張強度を持っています。そのため、クリソタイルは、強度が求められる建材や、摩擦材などに多く使用されました。一方、アモサイトやクロシドライトは、クリソタイルよりも引張強度は低いものの、耐熱性や耐薬品性に優れているため、高温環境や腐食性環境で使用される用途に適していました。

化学的安定性

アスベストは、化学的に非常に安定した物質です。酸やアルカリ、有機溶剤など、多くの薬品に対して高い耐性を示します。これは、アスベストが、化学的に安定なケイ酸塩鉱物から構成されているためです。この優れた化学的安定性により、アスベストは、以下のような用途でその真価を発揮しました。

  • 化学プラント:アスベストは、その高い耐薬品性を活かして、化学プラントの配管やタンク、フィルターなどに使用され、腐食性薬品から設備を守り、安定的な操業を支えました。特に、酸やアルカリなどの腐食性物質を扱うプラントでは、アスベストの耐薬品性が不可欠でした。
  • 水道管:アスベストセメント管は、水道水に含まれる塩素や微生物などによる腐食に強く、長期間にわたり安定した水質を保つことが期待できるため、かつては水道管の主流でした。しかし、アスベストの健康被害が問題視されるようになり、現在では、ポリエチレン管やダクタイル鋳鉄管など、アスベストを含まない素材が主流となっています。

アスベストと酸性雨

アスベストは、酸性雨に対しても高い耐性を示します。酸性雨は、大気中の硫黄酸化物や窒素酸化物が、雨水に溶け込むことで発生する、pH5.6以下の酸性の雨のことを指します。酸性雨は、コンクリート構造物や金属構造物を腐食させることが知られていますが、アスベストは、その化学的安定性により、酸性雨による影響をほとんど受けません。そのため、かつては、酸性雨から建物を守るための材料として、アスベストが使用されることもありました。しかし、前述の通り、現在では、アスベストの健康被害が懸念されるため、新たな使用は禁止されています。

このように、アスベストは、耐熱性・耐火性、機械的強度、化学的安定性という優れた特性を兼ね備えた材料でした。しかし、その一方で、アスベストは、吸塵による健康被害が深刻であることが明らかになりました。アスベスト繊維は、非常に細かく、空気中に飛散しやすいため、吸い込むと肺に深く入り込み、深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。そのため、現在では、アスベストの使用は厳しく規制されており、代替材料への転換が進んでいます。

アスベストの構造式と成分

アスベストは天然に産出する繊維状鉱物の総称であり、化学組成や結晶構造の違いから大きく「蛇紋石系」と「角閃石系」の2つに分類されます。それぞれの構造式と成分は以下の通りです。

蛇紋石系アスベスト

クリソタイル(白石綿)

蛇紋石系アスベストの代表的な鉱物であるクリソタイルは、その名の通り白色から淡緑色を呈し、繊維は絹糸状で柔軟性があります。化学式はMg3Si2O5(OH)4で表され、マグネシウム(Mg)、ケイ素(Si)、酸素(O)、水素(H)を主要成分とします。

クリソタイルの結晶構造は、ケイ酸塩四面体層と水酸化マグネシウム八面体層が交互に積層した層状構造をしており、この層状構造が繊維状の形態を生み出しています。また、層間には水分子が存在し、これがクリソタイルの柔軟性に寄与しています。

項目
化学式Mg3Si2O5(OH)4
結晶系単斜晶系
モース硬度2.5 – 4
比重2.4 – 2.6

出典: 環境省 アスベストの物性

角閃石系アスベスト

角閃石系アスベストは、複数の鉱物種を含むグループで、鉄(Fe)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)、アルミニウム(Al)など様々な元素を含む複雑な組成を有しています。繊維は針状で直線的な形状をしています。

クロシドライト(青石綿)

青みがかった灰色をしており、繊維は直線的で針状の形をしています。
化学式はNa2Fe2+3Fe3+2Si8O22(OH)2で、鉄分を多く含むことが特徴です。

アモサイト(茶石綿)

茶色または灰褐色をしており、繊維は他のアスベストに比べて太く、比較的短いことが特徴です。
化学式は(Mg,Fe2+)7Si8O22(OH)2で、鉄とマグネシウムを主成分とします。

その他

上記以外にも、角閃石系アスベストには、アンソフィライト、トレモライト、アクチノライトなどがあります。これらのアスベストは、クロシドライトやアモサイトに比べて産出量が少なく、工業的に利用されることは稀です。

アスベストの構造と物性の関係

アスベストの繊維状の形態や、耐熱性、耐薬品性、絶縁性などの優れた物性は、その構造式と成分に由来しています。例えば、層状構造を持つクリソタイルは、層間が滑りやすいことから柔軟性を示します。一方、針状構造を持つ角閃石系アスベストは、繊維が太く、化学的に安定であることから、高い耐熱性や耐薬品性を示します。このように、アスベストの構造と物性には密接な関係があります。

アスベストの危険性

アスベストは、その優れた物性からかつては「奇跡の鉱物」とも呼ばれ、建物や製品に幅広く使用されてきました。しかし、その一方で、アスベストは人体に深刻な健康被害をもたらすことが明らかになっています。アスベスト繊維は非常に細く、吸い込むと肺の奥深くまで到達し、長い年月をかけて健康に悪影響を及ぼします。

アスベストが引き起こす主な疾患

アスベストが原因で発症する主な疾患には、以下のようなものがあります。

疾患名概要
中皮腫肺や心臓などを包む膜(中皮)に発生する悪性腫瘍。アスベスト exposure との関連性が非常に強い。
肺がん肺に発生する悪性腫瘍。アスベスト exposure によって発症リスクが上昇する。特に喫煙者においてそのリスクは高まる。
アスベスト肺アスベスト繊維を長期間吸入することで肺に炎症や線維化が起こる病気。息切れや咳などの症状が現れる。
良性石綿胸水肺を取り巻く胸膜腔に水が溜まる病気。アスベスト exposure が原因で発症することがある。

これらの疾患は、アスベスト exposure から発症まで長い年月を要することが多く、数十年後に発症することも少なくありません。そのため、過去にアスベストを扱っていた労働者だけでなく、アスベストが使われていた建物で生活していた人や、アスベストを扱っていた家族がいる人なども注意が必要です。

アスベストの健康影響に関する更なる情報

アスベストの健康影響や予防対策に関する詳細な情報は、以下の機関のウェブサイトなどを参照してください。

  • 厚生労働省:石綿(アスベスト)関連情報
  • 独立行政法人労働者健康安全機構:アスベスト(石綿)

アスベスト問題への対策

アスベストによる健康被害を防ぐためには、アスベストを適切に管理することが重要です。日本では、2006年以降、アスベストを含む製品の製造・使用などが原則禁止されています。しかし、それ以前に建てられた建物などには、現在でもアスベストが使われている可能性があります。そのため、古い建物を解体したり改修したりする際には、アスベストの有無を事前に調査し、適切な対策を講じる必要があります。また、アスベストを扱う作業に従事する際には、防塵マスクや保護服を着用するなど、アスベスト繊維を吸い込まないようにするための対策を徹底する必要があります。

アスベストは、過去に広く使用された物質であるため、私たち一人ひとりがその危険性と対策について正しく理解しておくことが重要です。

まとめ

この記事では、アスベストの物性表を中心に、その特徴や用途について解説しました。アスベストは、高い絶縁性、耐薬品性、耐久性を持ち合わせており、かつては建築材料や電気製品など幅広く利用されていました。しかし、その一方で、アスベストは吸い込むと健康に深刻な影響を与える危険性があることが明らかになりました。そのため、現在ではアスベストの使用は厳しく規制されています。アスベストの危険性については、改めて認識を深めておく必要があります。

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